芸術家認定制度について

タイトル

 芸術家が長年の努力により取得した技術や能力を公正に評価し、広く一般に認知させることを目的とした制度である。

 この制度を利用することで、芸術家の技能が第三者機関により証明されるため、芸術家自身の学歴等のバックグラウンドを証明する際に高い信頼性が得られる。

また、企業等の依頼側にとっても、第三者機関の認定であるため、芸術家への出演交渉や雇用をする際に学歴等の芸術家の履歴が正しいことが証明されるため、十分に納得して依頼をすることができる。


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音楽芸術家認定制度

 認定ライセンスは、書類提出のみで取得することができる(ただし、コンサート演奏家認定制度(AAA)関しては、一部実技や試験制度を利用するものがある)。

 また、音楽高校、大学、大学院、専門学校あるいはそれに準ずる組織を卒業あるいは所属していない者も、当機構の認める教育機関の修了証明書やオーディションによって各ライセンスを取得することが可能である。

認定部門およびレベル基準について

 認定ライセンスは、以下の各部門において認定される。

 ■ ピアノ部門 ■ ピアノ伴奏部門 ■ 一般鍵盤楽器部門 ■ 弦楽器部門 ■ 木管楽器部門 ■ 金管楽器部門 ■ 打楽器部門 
 ■ 近代楽器部門 ■ 指揮部門 ■ 声楽部門 ■ 作曲部門 ■ 音楽学部門 ■ 音楽教育部門 ■ 一般音楽部門

 各ライセンスの大まかなレベルについての基準は以下のとおりである。ただし、これは基準であり、その能力を固定するものではない。

AAライセンス 音楽大学や音楽の専門教育を受けている音楽の専門家に対しても十分に教育を行なうことができる能力を証明する。
Aライセンス 音楽高校や音楽の専門教育を受けることを目指す方々に十分に教育を行なうことができる能力、あるいは音楽大学等を目指す方々にアドバイスができる能力を証明する。
Bライセンス 小学生以上高校生以下の児童、および専門家ではない一般の方々に十分に教育を行なうことができる能力を証明する。
Cライセンス 幼児から中学生程度、および専門家ではない初心者の方々に十分に教育を行なうことができる能力を証明する。

書類による認定について

 認定ライセンスは、以下の書類提出のみで取得することができる。また、各ライセンスの技能認定は、以下の基準により書類による認定を行なう。

AAライセンス 世界各国の音楽大学の大学院修士課程、博士課程等、一般的に修士・博士課程またはそれに準ずる教育課程を修了したことを証明する修了証書。
Aライセンス 世界各国の音楽大学等、一般的に学士課程またはそれに準ずる教育課程を終了したことを証明する卒業証書もしくはそれに該当する証書。
Bライセンス 世界各国の音楽専門学校及びそれに準ずると思われる組織の卒業もしくはそれに該当する終了証書等。
Cライセンス 世界各国の音楽大学への入学許可書等、民間企業等の経営する音楽教室等が独自に定めるグレード試験等の合格を証明する証書、またはこれらに準ずる能力が必要と思われる内容を証明する証書及び書類等。

オーディションによる認定について

 音楽高校、大学、大学院、専門学校あるいはそれに準ずる組織を卒業または所属していない者は、書類選考及びその能力を証明することで認定を得られる。その場合は、当機構の認める教育機関で学習課程を修了したことを証明する証明書の提出もしくは、オーディションを受験しなければならない。

 各ライセンスの技能の認定は、以下の基準によりオーディションによる認定を行なう。なお、バロックや古典時代には存在しなかった楽器奏者及び指揮者については、それぞれ当機構が個別に対応する。

AAライセンス 演奏家 バロック、古典、ロマン派、現代曲より、分野毎に楽曲を自身で選択し、合計1時間以上1時間30分以内のリサイタル形式で演奏を行なう。
作曲家 未発表の楽曲で全ての合計演奏時間が60分程度の楽曲を提出する。また、自身で楽曲をアナライズし、論文としてまとめて提出すること。なお、演奏はテープにて提出すること。
※60分程度とあるものは、前後4~5分は許容範囲とする。
Aライセンス 演奏家 バロック、古典、ロマン派、現代曲より、分野毎に15分程度の楽曲を自身で選択し演奏する。
作曲家 未発表の10分程度の楽曲を3曲提出もしくは、30分程度の楽曲を1曲提出する。また、自身で楽曲をアナライズし、論文としてまとめて提出すること。なお、演奏はテープにて提出すること。
Bライセンス 演奏家 バロック、古典、ロマン派、現代曲より、各10分程度の楽曲3曲を自身で選択し、演奏する。
作曲家 未発表の10分程度の楽曲を2曲提出もしくは、20分程度の楽曲を1曲提出する。なお、演奏はテープにて提出すること。
※20分程度とあるものは、前後2~3分は許容範囲とする。
Cライセンス 演奏家 バロック、古典、ロマン派、現代曲より、各5分程度の楽曲を2曲選択し、演奏する。
作曲家 未発表の5分程度の楽曲を2曲提出する。なお、演奏はテープにて提出すること。

オーディションについて

1.申請
 規定の申請書を当機構への問合せにより取得し、必要事項を記入して郵送などで提出する。

2.日程
 日程等の詳細に関しては、当機構へ問い合わせすること。

3.場所
 東京、大阪、名古屋、他

4.申請料、オーディション料
 別に定める。
 なお、申請料の納入は申請書提出時に、オーディション料の納入は当日行なう。申請後は返金できないため注意すること。

5.オーディション会場
 当機構の用意したスタジオで行なう。

6.その他
 ピアノ以外の楽器に関しては、自身で用意すること。なお、オーディションは非公開で行なう。


認証の申請方法について

1.申請書の記入
 規定の申請書を当協会への問い合わせ(当協会のホームページからでも可)により取得し、必要事項を記入して郵送などで提出する。

2.必要書類
 申請するライセンスの基準に該当する書類の写し(卒業証明書などのコピー)、上半身の写真(縦4cm×横3cm、3ヶ月以内に撮影したもの、裏面に氏名を記入)を申請書に添付すること。なお、写真は返却しないので必ず複製したものを用意すること。

3.申請料
 別に定める。ただし、申請提出後は返金できないため注意すること。


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コンサート演奏家認定制度(AAA)

 コンサート演奏家として、十分な実力や実績があることを証明する資格である。

資格申請対象者について

下記条件を満たした者が、コンサート演奏家ライセンス(AAA)の資格申請することができる。

1.200人以上を収容するコンサートホールで年間10回以上、演奏の合計時間が1時間以上のソロリサイタル(指揮部門者は主要指揮者とする)を行なっていること。
 ただし、ピアノ伴奏部門の奏者は、年間20回以上のリサイタルの伴奏、もしくは、40回以上のピアノ伴奏のコンサート出演があること。また、一般音楽部門の奏者は、年間20回以上の主役となるライブ、もしくは40回以上のライブ出演があること。

2.上記1を3年以上連続で行なっていること。

3.1枚以上のCDを制作し、一般販売を行なっていること。

4.上記1のリサイタルに関して、雑誌や書籍などで演奏会の広告を行なっていること。

5.一般的なチケット販売会社(チケットぴあ・ローソンチケット等)にチケット販売を委託した履歴があること。

6.コンクールもしくはオーディションなどに入賞経験があること。

7.当機構が定めるAライセンス以上の取得者であること。


審査方法について

申請者に対して実際のリサイタルで審査を行なう。
審査対象のリサイタルは、2回とし、当機構が選定した審査員により審査を行なう。
なお、審査項目は以下のとおり。
 ・芸術性、音楽性
 ・斬新なアイデアと個性
 ・スター性及びエンタテイメント性
 ・公演としての完成度(パンフレットやチラシ等を含む)

 すべての項目において基準に達していれば、コンサート演奏家ライセンス(AAA)が認定される。審査員は、公正を期すため予め申請者に知らせることはない。
 また審査員の情報やそれに関わる一切の情報は公開されない。

 ※その他の分野の演奏家の方は、当機構までお問い合わせ下さい。


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美術・映像芸術家認定制度

認証ライセンスは、部門毎に書類提出のみで取得できる。また、美術高校、大学、大学院、専門学校あるいはそれに準ずる組織を卒業または所属していない者も、受賞内容や実績により各ライセンスを取得することが可能である。

認定部門およびレベル基準について

 認定ライセンスは、以下の各部門において認定される。

 ■ 絵画・彫刻部門 ■ グラフィックデザイン部門 ■ 建築デザイン部門 ■ 陶芸・工芸部門 ■ 映像芸術部門 ■ 一般美術部門

 各ライセンスの大まかなレベルについての基準は以下のとおりである。ただし、これは基準であり、その能力を固定するものではない。

AAライセンス 美術大学や美術の専門教育を受けている美術の専門家に対しても、十分に教育を行なうことができる能力を証明する。
Aライセンス 美術高校や美術の専門教育を受けることを目指す方々に十分に教育を行なうことができる能力、あるいは美術大学等を目指す方々にアドバイスができる能力を証明する。
Bライセンス 小学生以上高校生以下の児童、および専門家ではない一般の方々に十分に教育を行なうことができる能力を証明する。
Cライセンス 幼児から中学生程度、および専門家ではない初心者の方々に十分に教育を行なうことができる能力を証明する。

書類選考による認証について

 認証ライセンスは、以下の書類提出のみで取得できる。
 各ライセンスの技能認証は、以下の基準により書類による認証を行なう。

AAライセンス 世界各国の美術大学の大学院修士課程、博士課程等、一般的に修士・博士課程またはそれに順ずる教育課程を修了したことを証明する修了証書。
Aライセンス 世界各国の美術大学等、一般的に学士課程またはそれに順ずる教育課程を終了したことを証明する卒業証書もしくはそれに該当する証書。
Bライセンス 世界各国の美術専門学校及びそれに順ずると思われる組織の卒業もしくはそれに該当する終了証書等。
Cライセンス 世界各国の美術大学への入学許可書等、民間企業等の経営する美術教室等が独自に定めるグレード試験等の合格を証明する証書、またはこれらに順ずる能力が必要と思われる内容を証明する証書及び書類等。

受賞・実績による認証について

 美術高校、大学、大学院、専門学校あるいはそれに準ずる組織を卒業または所属していないものは、入賞、入選歴やコンクール、個展開催などの実績を記述した書類、作品の記録などの提出により、その能力を証明することで認証を得ることができる。
 また、下記条件を満たしていれば、一般高校及び専門学校卒業者は、当機構の認める教育機関で一般教養科目の単位を取得すれば、認証を得ることができる。なお、一般大学卒業者は、下記条件を満たしていれば認証を得ることができる。

AAライセンス 同一の美術展や絵画展を含む、5回以上の入賞・入選歴があること。または、個展開催実績が3回以上あること。
Aライセンス 同一の美術展や絵画展を含む、3回以上の入賞・入選歴があること。または、個展開催実績が2回以上あること。
Bライセンス 同一の美術展や絵画展を含む、1回以上の入賞・入選歴があること。または、個展開催実績が1回以上あること。
Cライセンス 同一の美術展や絵画展を含む、1回以上の入賞・入選歴があること。

 ※美術展や絵画展については、大人を対象としたもので専門家の方も出展するものであること。
 ※当機構の認める教育機関については、機構にお問い合わせください。


認証の申請方法について

1.申請書の記入
 規定の申請書を当協会への問い合わせ(当協会のホームページからでも可)により取得し、必要事項を記入して郵送などで提出する。

2.入賞、入選実績および作品の記録
  入賞、入選実績については、規定の申請書に記入し、作品の記録(写真など)を添付すること。また、映像作品については、ビデオ、DVD等で審査を受けることも可能である。

3.申請料
 別に定める。ただし、申請提出後は返金できないため注意すること。


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